イチローの引退会見を

野球ファンでもないけれど

しみじみと見入ってしまった夜。

 

「一つの時代が終わったね」と呟くと

番組や記事で同じセリフが踊る。

 

最後のバッターボックス

祈るように見つめる観衆

 

最後は打ちたかった

イチローの言葉が心に響く。

 

「死んでもいいという気持ちはこういうことだろうなと。」

 

そんな言葉を吐ける場面が人生に何度あるのだろう。

 

終わりがあると分かっていても

ずっとそこに君臨している、そんな気がしていたイチロー。

 

彼の功績、そして何より弛まぬ地道な努力に心より敬意を払いながら

 

やはり

一時代の終わり

という思いが、頭から離れない。